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ビットコインのマイニング オーバークロック設定をおこなって稼ぎを増やそう

こちらの記事は次のようなことを知りたいという方に向けて書いています。

  • Nicehashでビットコインをマイニングし始めたけど、想定通りの結果が出ない・・・
  • マイニングにはオーバークロックをした方がいいって言うけど、オーバークロックって何?
  • マイニング用のオーバークロック設定の探し方を教えて!
まっすーです。中小企業診断士試験他多くの資格に合格した実績をベースに数々の資格試験の合格アドバイスをしています。
IT知識と英語力がそれなりにあるので、英語の掲示板から方法を学んで仮想通貨のマイニングをやってみました。今回はビットコインのマイニングでオーバークロックをする方法と、オーバークロック設定の探し方を説明します。

オーバークロックとは?

オーバークロックはパソコンの能力を設定以上に上げること

オーバークロックは簡単に言うと、パソコンの能力を設定以上に上げることです。
英語ではOverclockingといいます。

もう少し専門的な言い方をすると、CPUやGPUなど、パソコンで使用されているパーツの動作クロック周波数を、定格の最高を上回る周波数にすることを言います。

定格の最高を上回る周波数を使うことができるんなら、なぜ最初からそうしておかないの?という疑問が出ますよね。これは、GPUなどを製造するメーカーの事情があります。

メーカーで働いているとわかるのですが、工場で製造される製品というのは、どんなに頑張って品質管理をしていても、必ずといっていいほど品質にバラツキがでます。このバラツキは標準を上回ることもありますし、下回ることもあります。

標準を下回っている製品は、検査をおこなって発見されるのが通常で、不良品として扱われます。この不良品は、再加工して標準以上の品質にすることができるのであれば、再加工に回され、そうでなければ不良品(仕損)として廃棄されます。

不良品を出してしまうと、再加工が可能だったとしてもコストが増えてしまいますし、廃棄してしまえばそのコストが丸々無駄になってしまいます。そのため品質管理を徹底して、いかに不良品を少なくするか、というのが製造業の永遠のテーマになります。

なお、標準を上回った品質の製品は、当然期待された動きをすることができますので、その品質を発揮するために製造コストが必要以上にかかっているわけでなければ、それほど問題になりません。

オーバークロックというのは、その標準を上回る性能に期待して、これくらいなら耐えられるかな?という感じで標準よりもハードな計算をCPUやGPUに課してみて、大丈夫そうならそのまま使っちゃおう、ということになります。

オーバークロックで向上する能力

例えば、私の使用しているパソコンに付いているGPUを見てみましょう。
私が使用しているのは、NVIDIA GTX 1660 Superです。このGPUはコア数が1,408、クロック周波数は1.53GHzです。
マイニングの始め方について説明したこちらの記事で、FLOPSという、GPUの計算能力についての説明をしています。

FLOPS = 1.53 ✕ 2 ✕ 1,408 = 4,308.48GFLOPS

これはつまり、1秒間に4.3兆回の計算ができるということです。

ですが、このGPUを製造しているNVIDIAのWebサイトに仕様が出ていて、

というように、Boost Clock 1,785MHzと書いてあります。つまり、1.785GHzです。先程の1.53GHzを定格クロックというのに対して、1.785GHzはブーストクロックと言って、公式で認定しているここまでは周波数を上げられる、という周波数です。

このブーストクロックは3Dゲームをする時のように、負荷がかかる際に自動で適用されるものであって、ユーザーがオーバークロックをするわけではありませんが、どちらにしてもこのクロック周波数までは性能を伸ばせるということです。

この1.785GHzを適用した場合の計算量は、

FLOPS = 1.785 ✕ 2 ✕ 1,408 = 5,026.56GFLOPS

となります。1秒間の計算量が5兆回に上がりました。オーバークロックする前と比較すると、16.7%くらい計算量が上がっていることになります。

マイニングに当てはめれば、それだけ稼ぎが増えるというわけですね。もちろん、マイニングに限らなくても、ゲームであれば描画速度が上がって画面の動きがスムーズになるとか、より綺麗に映像が表示されるとか、そういった効果が期待できます。

オーバークロックのメリットとデメリット

オーバークロックのメリット

オーバークロックのメリットは以下のとおりです。

  • 1ランク下の製品でも、上の製品と同等の性能を発揮できることがある。つまり、低いコストの製品で高い効果が期待できる

1つしか書いていませんが、この効果が絶大です。GPUは高いものであれば数十万円する、高額投資製品です。可能な限りコストは下げられた方がいいですから、性能を上げられるに越したことはないですよね。

オーバークロックのデメリット

オーバークロックのデメリットは以下のとおりです。

  • ある程度パソコンの知識が必要がなければできない
  • あくまでも製品品質が標準を超えた部分に期待することになるため、持っている製品がそうでない場合、オーバークロックの効果が出ない(運次第)
  • 上手く設定しないと、製品寿命が早くなる。最悪の場合壊れる

デメリットの方が数が多いですね。これは性能向上とのトレードオフな部分があります。なお、気をつけておかなければならないのは、2番目の部分です。手持ちの製品が期待通りの製品品質を持っているかどうかは、正直運次第です。

標準品質ギリギリの性能かも知れませんし、オーバークロックで上手くいかなければあきらめるくらいの、割り切った気持ちで取り組んだほうが、精神衛生上はいいかもしれません。

マイニングでオーバークロックが必要な理由

さて、マイニングにおいてオーバークロックが必要な理由ですが、これはもうおわかりになると思います。

マイニングはGPUの計算能力を利用して、仮想通貨のブロックチェーンのブロック生成のための計算をおこなうことですので、その計算能力は高ければ高いほどいいわけです。

たとえば、先ほど計算した私のGTX 1660 Superであれば、オーバークロック(公式認定のブーストクロックのため、ここまでは最低限いけるはず)することで、16.7%ほどの性能向上が見込めます。

これはすなわち、マイニングにおける報酬も同程度上がることが期待できます。

事実、私の利用するNicehashではGTX 1660 Superの期待収益を305円/日程度と見込んでいますが、オーバークロックによって実際は平均360円/日程度となっています。

もちろん、過度なオーバークロックは前述のとおり製品寿命を縮めてしまうことになりかねませんので、製品寿命を維持しつつ、最高の性能を発揮すようなオーバークロックの設定が求められることになります。

Nicehashで簡単なオーバークロックの設定をしよう

さて、オーバークロックをやってみましょう。3Dゲームなどで最高性能を発揮する設定を求めるのであれば、MSIのAFTERBURNERというソフトを使用するのが一般的なようですが、マイニング用オーバークロック設定であれば、Nichhashのマイニングソフトウェアに入っているオーバークロック設定でも大丈夫です。

一応、MSIのAFTERBURNERのリンクを貼っておきます。
MSI AFTERBURNER

Nicehashの自動設定で設定する

マイニング用のオーバークロックですが、Nicehashのツールを使うのが簡単です。
Nicehashでマイニングを始めたら、こちらのWebページで設定をおこないましょう。

一番上のメニュータブでMiningを選択します。

下の方に画面をスクロールして、下の画面を表示します。ここで赤枠で囲った部分をクリックします。このような表示がでてきます。書いてあるのは、「クリックすればNicehashが自動的に稼ぎを増やせるように設定するよ! GPUによってはうまく設定できないものもあるから、まずはLiteやEfficientの負荷の低い設定で試してね」といったことです。

ここで、Lite→Efficient→Midiumと試していって、経過を見ていくのがいいと思います。見るのは上記の24時間辺りの利益でもいいのですが、少し表示にタイムラグがあるため、マイニングの実行画面を見て、水色の字で表示されるSpeedを見るといいです。

GTX 1660 Superは大体30MH/sが目標値になるので、そこにいくまで色々調整してみるといいと思います。ちなみに、この目標値の見つけ方ですが、私は掲示板で確認しました。この点は後述します。

試行錯誤でやってみる

AFTERBURNERを使ってもいいのですが、Nicehashにもオーバークロック設定をマニュアルでおこなうことができます。

右下にあるインジケーター領域部分でNicehashのアイコンを右クリックし、OCTuneをクリックします。

このような画面が表示されます。

下の方にスクロールして、Overclockingの部分で、白枠の数字を変えていくことで、オーバークロックの設定を変えることが可能です。
数字を入力したあとは、Allで確定です(複数のGPUがある場合はそれぞれ設定可能)。

数字を入れるとは言っても、何を入れればいいのかわかりませんよね。そのため、情報収集が必要となります。私の場合は掲示板を利用しました。個人のWebサイトを探すのもいいのかもしれませんが、GPU別に設定が変わるためそこまで情報が豊富でないことと、その設定が必ずしも自分のGPUにマッチするかわからないため、いろいろな設定パターンを見られる掲示板の方が効率的だと思います。

掲示板で情報を探す

最適オーバークロック設定を探すためにためになるのは掲示板です。
5ちゃんねるの仮想通貨板でもいいのですが、正解にたどり着けるかわからないので、私は英語の掲示板を利用しました。

こちらのredditというサイトです。

Searchの部分に例えば「1660 super overclocking mining」のように入力します。頼もしい検索結果がでてきますね。

ただ、日本語の5ちゃんねる同様、情報は玉石混交で、本当かウソかわからない情報もたくさんありますので注意が必要です。

ざっと見てみると、30MHz/s辺りの数字がよく出ています。GTX 1660 Superの場合、この数字が目標値になりそうです。

ここでは、具体的な設定を話していますね。メモリーを+1500、コアを-100で設定、またはメモリー-500、コア+50だそうです。

やってみるとわかりますが、なかなかうまく行きません。
これはオーバークロックのところで説明したとおり、標準以上の品質に期待するオーバークロックの宿命なのかもしれません。他人の設定がそのまま自分のGPUでも活かせるかというと、わかりません。

ですが、こうした情報を取捨選択して最適な設定を見つけるための努力をすることで、より効率的なマイニングを目指すことができますね。

まとめ

マイニング用のオーバークロックについて説明をしてきましたが、いかがでしたでしょうか。ここでまとめておきます。

マイニング用のオーバークロック
  • オーバークロックとはパソコンの能力を設定以上に上げること
  • 標準品質を超えた部分の性能に期待する作業のため、効果は運次第。過度な期待は禁物
  • マイニングのオーバークロックは、Nicehashで簡単に設定可能。最高効率を目指すのであれば情報収集と試行錯誤が重要
  • GPUを壊さないために慎重にやること

初期設定ではあまりGPUの性能を発揮できていないため、マイニングにおいてオーバークロックは必須です。どこまで突き詰めるかは、こだわり次第だと思いますが、掲示板などで話がよく上がっているくらいの性能までは、多くの人が目指せる値だと思いますので、その辺りまでは目指してみてもいいかも知れませんね。

マイニングは放ったらかしで収益を上げるわけですから、少しでも収益は多いほうがいいですしね。

ここまでお読みくださいましてありがとうございました。

ABOUT ME
まっすー
中小企業診断士のまっすーです。 社会保険労務士やITストラテジストなど、多くの難関資格に合格した実績をベースとした資格試験の学習方法、ExcelマクロやPythonを活用した自動化の推進、経営に役立つ管理会計の理論解説、ITを活用した経営資源の有効活用などの情報を発信しています。
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