日商簿記3級を取得するメリット10選|社会人が簿記を学ぶ意味とは?
こちらの記事は次のようなことを知りたいという方に向けて書いています。
- 日商簿記3級を取得するメリットを知りたい
- 会社から簿記3級の取得を勧められたけれど、勉強する意味がよく分からない
- 簿記を勉強しようと思っているけれど、なかなかモチベーションが上がらない
日商簿記3級とは
簿記とは、企業などで発生する取引を一定のルールに従って記録・集計し、最終的に決算書などを作成するための仕組みです。
例えば商品を販売したり、材料を購入したり、給料を支払ったりすると、会社のお金や財産の状態が変化します。
簿記では、こうした取引を「仕訳」という方法で記録していきます。
日商簿記3級では、商業簿記の基礎を学びます。
仕訳だけでなく、現金・預金、売掛金・買掛金、固定資産、収益・費用、決算など、企業会計の基本的な仕組みを体系的に学べるのが特徴です。
簿記を初めて勉強する人にとって、会計の基礎を身につける入口となる資格といえるでしょう。
日商簿記3級の難易度および短期合格の秘訣はこちらの記事で説明していますのでよろしければご参照ください。
日商簿記3級を取得するべき10の理由
日商簿記3級の取得には多くのメリットがあり、それをご紹介します。もし、日商簿記3級を取らなきゃ、でも勉強するモチベーションが上がらない・・という方は、日商簿記3級を取得した場合のメリットに目を向けてみてはいかがでしょうか?
経理・会計職への就職・転職に活かせる
日商簿記3級を取得したからといって、それだけで就職や転職が決まるわけではありません。一方で、経理や会計に関する基礎知識を学んでいることを示す材料にはなります。
特に未経験から経理職を目指す場合、
「経理の仕事に興味があります」
と伝えるだけの場合と、
「簿記3級を取得して会計の基礎を勉強しています」
と伝える場合では、後者の方が学習意欲を具体的に示しやすくなります。
経理職への転職を本格的に考えるのであれば、簿記3級を入口として、さらに簿記2級まで学習を進めるのも選択肢です。
社内でのキャリアチェンジに有効
日商簿記検定3級は就職や転職だけでなく、社内でのキャリアチェンジにも活用が可能です。簿記の資格を取ることで営業部から経理部に転属にされたり、工場の現場職から事務職配置転換されたりする例は、私もよく見てきました。
単に社内での異動の希望を出しても、それが認められるかはわかりませんが、日商簿記検定3級の資格を取得してアピールすることで、異動の希望を出していることに説得力が出るようになります。
簿記はお金に関係する業務を必要とする経理・総務・営業などの事務系の広い職種で活用が可能であり、会社の人事にもよい印象を与えることができます。
昇給が期待できる
会社によってですが、資格の取得は昇進や昇給に有利に働きます。資格取得手当を出しているような会社であれば、日商簿記検定3級の資格をとるだけで数千円の給与アップになる場合があります。
経理の仕事をしているのであれば、業務上必要な資格ということで手当を期待できますし、それ以外の仕事であっても、資格を取得することによって業務の幅が広がることが期待できることから、会社としても昇給させたい、という方向に向かうかもしれません。
努力の証明ができる
これは日商簿記検定3級に限る話ではありませんが、資格の取得は、目標に向けて努力をした証明になります。後述しますが、日商簿記検定3級はそれほど難易度が高くない割に評価がかなり高い、コスパ最強の資格です。
日商簿記検定3級は、かける努力はそれほど大きくなくても、自分が目標に向けて努力することをアピールするのに大きな威力を発揮する、非常に役立つ資格であるといえます。
私はせっかく資格を取得するのであれば、単純に自分の能力・スキルを向上するだけでなく、それが評価につながるものを取得するべきであると考えます。その一番の候補になるものの1つが日商簿記検定3級ですね。
ビジネスの基礎能力の証明になる
日商簿記検定3級を取得していることは、ビジネスの基礎能力の証明になります。
私はこちらの記事で経理人材として身につけるべきスキルについて解説していますが、日商簿記検定3級を取得することは会計の能力の証明となり、ビジネスの基礎能力があることを示すことができます。
経営に役立つ知識が得られる
ここまでは会社に所属するビジネスパーソンについてのご紹介でしたが、簿記は個人で事業を行う場合に必須の資格といえます。それは、個人で事業を行う場合の
- 事業計画の作成
- 日々のお金の管理・帳簿会計
- 確定申告
といった様々なお金に関するさまざまな場面で役立ちます。
起業した直後は外注するようなお金もないことが多いですし、自分でできることは自分でしたほうがいい場合もあります。中小企業診断士が支援する事業計画作成なども、簿記の知識があれば、ある程度自分で作成することも可能になります。
経営には数字がつきものです。簿記の知識があれば経営に必要な数字の把握や財務諸表を見て対策すべき会社の弱点なども見えてくるでしょう。
数字に強くなれる
日商簿記検定3級を取得すれば数字に強くなれます。日商簿記検定3級の試験で行う計算自体は大したものではありませんし、電卓を使って計算しますので、計算力そのものがそれほど上がるわけではありません。ですが、日商簿記検定3級を取得するくらいの学習、つまり取引を見て仕訳がわかる、減価償却の計算ができる、精算表が作成できる、といったレベルにまで到達しておけば、ある程度数字に強くなっているはずです。
学校で算数・数学を学んでいた時代とは異なり、社会に出てしまえば数字を専門的に扱う仕事はそれほど多くなく、数字に強い方はそれほど多くないと思いますので、数字に強くなるのは大きな強みになるといえます。
日常生活に役立つ
日商簿記3級の取得は日常生活にも大いに役立ちます。家計簿をつけて家計の管理をする場合のような日常の現金の出入りの管理でも役立ちますが、金利の計算や資産・負債・損益に関する知識を身につけることで、危ない投資話を回避したり、資産を有効に増やしていくための投資についての知識を身に着けたりすることが可能になります。
日商簿記検定3級の知識をつけて家計を正しく管理していけば、お金も貯まるようになり、さらに貯まったお金を正しく運用していくことも可能になるでしょう。
まさに日商簿記検定3級の取得は自分の人生を変えることにもなるかもしれません。Youtuberの両学長がこちらの動画で簿記を学ぶ意義を説明していますが、お金持ちになりたいなら簿記の知識は必須です。
簿記2級などへのステップアップにつながる
簿記3級で会計の基礎を身につけると、その先の学習にも進みやすくなります。代表的なのが日商簿記2級です。
簿記2級では商業簿記に加えて工業簿記を学ぶため、製造業で重要となる原価計算の基礎も学習します。さらに会計分野を専門的に学びたい場合は、簿記1級、税理士、公認会計士などを検討することもできます。
大切なのは難しい資格を取ることではなく、自分の仕事やキャリアに必要な知識を考えて次の学習を選ぶことです。
原価計算・管理会計を学ぶ土台になる
製造業で経理や管理会計に携わる場合、簿記の知識は原価計算を理解するための土台になります。
日商簿記3級では主に商業簿記を学ぶため、本格的な工業簿記や原価計算は学習しません。
しかし、
- 資産・負債・純資産
- 収益・費用
- 仕訳
- 決算
といった基本的な会計の考え方を理解しておくことで、その後の原価計算や管理会計を学びやすくなります。
製造業の経理を目指すのであれば、簿記3級で基礎を身につけた後、簿記2級の工業簿記・原価計算へ進むのもおすすめです。
日商簿記検定3級に挑戦したくなったら?
ここまでのメリットがある日商簿記検定3級です。
もしあなたがお持ちでないなら、挑戦してみたくなりましたよね?日商簿記検定3級は比較的難易度の低い資格試験ということもあり、通信教育や予備校への通学などは必要ありません。独学で十分合格可能です。もし、挑戦してみたい!と思われましたら一度こちらの書籍を書店で手にとって見てください。
こちらのテキストは、日商簿記検定3級の試験範囲についてとてもわかりやすく解説されており、簿記3級の基本を体系的に学びたい方の教材候補です。
現在日商簿記検定3級はネット試験という制度があり、好きなタイミングで受験できるため、試験日まで待つという必要もありません。今からネット試験を予約して、参考書を購入して学習をして短期合格も可能です。
こちらの記事では私が知識ゼロから3日間の勉強で日商簿記検定3級に合格した具体例を公開していますので、ぜひご参照ください。
書籍だけではわからない!という方にオススメするのが資格合格パートナーSTUDYingの簿記検定講座です。スキマ時間を有効に活用できて、移動時間などを活かして簿記のエキスパートを目指しましょう!

まとめ
以上、日商簿記検定3級を取得するべき理由についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?最後にまとめておきます。
- 就職や転職に有利
- 社内でのキャリアチェンジに有効
- 昇給が期待できる
- 努力の証明ができる
- ビジネスの基礎能力の証明になる
- 経営に役立つ知識が得られる
- 数字に強くなれる
- 日常生活に役立つ
- 他の会計系資格へのステップアップが期待できる
- コスパ最強
日商簿記検定3級はそれほど難易度が高くなく、挑戦するハードルが低い割にたくさんのメリットがある資格です。取得して損はありませんので、是非挑戦してみてください。
以上、お読みいただきましてありがとうございました。

















