こちらの記事は次のようなことを知りたいという方に向けて書いています。
- HSK4級に合格したけど、5級の難易度はどれくらい?
- HSK5級に短期間の勉強で合格する方法を知りたい!
- HSK5級の作文試験はどうやって勉強すればいい?
HSK5級は4級と比較して難易度がぐっと上がります。その中でも特に対策が必要となる作文試験を中心に解説します。
HSKは2022年より新形式の試験がスタートするとのことです。従来形式の試験も留学や資格としての証明には有効ですので、できるだけ現行試験で合格しておいたほうが、新試験への移行による戸惑いが少なくて済みそうです。
こちらの記事でHSK4級の合格体験記を記載しています。よろしければご参照ください。https://massu-keiei.com/hsk_4th_goukaku/
HSK5級の成績
説明への説得力を持たせるために、私のHSK5級の成績をアップしておきます。
聴力(聞き取り)が73点、閲読(読解)が85点、書写(作文)が80点、合計238点でした。HSK5級は4級と異なり合格点がなく、スコアの評価のみとなります。ただ、目安として180点以上を獲得すると5級の能力を有していると判定可能ということですので、5級の能力の証明は可能なようです。
受験を志したきっかけ
HSK4級を取得した後、中国語が面白くなりました。
もちろん、HSKの学習だけでは会話がそれほどできるようになるわけではないので、中国人の方と話をして楽しい、というレベルではありませんでしたが、仕事でメールのやり取りができるようになったり、資料を作成できるようになり、かつ、それが相手に理解されるようになってくるため、成長を感じられました。
資格試験の勉強をやっていて本当によかった、と思う瞬間がこの自分の成長を実感できるときです。もちろん、資格の勉強だけでなく、運動でも趣味でも、初めて取り組む場合は必ずレベルが上がりますので、そうした成長体験を積むことは可能です。ですが、それを仕事に絡めていけるため、モチベーションも高くなります。
加えて、自分で中国語を理解できると、中国関係の仕事のスピードが上がります。これはいちいち翻訳して貰う必要がなくなるので、当然ですね。
さらに、中国語を勉強してよかったと思うのは、みんなが褒めてくれることです。
もちろん環境にもよるでしょうけど、周りに中国語を喋れる人間がほとんどいない状況であれば、大してできなくても称賛の嵐です。
日本語でもそうですが、外国の方が日本語を勉強して話したり書いたりしているのを見れば、嬉しかったり、褒めたくなりますよね。今のところ中国でも、私が関わった環境では、そういう状況があるのだと感じました。
この部分は英語と大きな違いです。英語を話せてネイティブの方に褒められるには、相当なレベルが必要ですよね。
中国語の学習のモチベーションが上がり、中国への出張も増えてきたことでHSK5級の挑戦を志しました。
試験研究
私が資格試験を受けようとするときに実施するのが試験研究です。まずはHSK5級の試験概要を確認します。
試験時間および内容
HSK5級の試験は午後におこなわれます。
試験当日の受付開始は筆記試験は13:10、ネット試験は13:00、試験開始は筆記/ネット試験ともに13:30です。
各科目の所要時間および内容は以下のとおりです。
聞き取り:約30分間
パート | 形式 | 問題内容 | 問題数 |
---|---|---|---|
第1部分 | 会話の内容に関する問題 | 2人の短い会話とその内容に関する問いが放送される。問いの答えとして正しいものを4つの選択肢の中から選ぶ。 | 20題 |
第2部分 | 会話や文の内容に関する問題 | まとまった長さの会話や問題文と、その内容に関する問いが放送される。問いの答えとして正しいものを4つの選択肢から選ぶ。 | 25題 |
読解:45分間
パート | 形式 | 問題内容 | 問題数 |
---|---|---|---|
第1部分 | 空所補充問題 | 文中の空所部分に、4つの選択肢から適切な単語を1つ補い、意味の通る文を作る。 | 15題 |
第2部分 | 文の内容に関する問題 | 短文が与えられており、その内容と一致するものを4つの選択肢から選ぶ。 | 10題 |
第3部分 | 長文読解問題 | 長文とその内容に関する複数の問いが与えられており、問いの答えとして正しいものをそれぞれ4つの選択肢から選ぶ。 | 20題 |
作文:40分間
パート | 形式 | 問題内容 | 問題数 |
---|---|---|---|
第1部分 | 語句の並べ替え問題 | 与えられた複数の語句を並び替えて正しい中国語文を作る。 | 8題 |
第2部分 | 作文問題 | (1)単語が与えられ、その単語を使って80字程度の中国語文を作る。 (2)写真が与えられ、80字程度で写真に関する中国語文を作る。 | 各1題 |
聞き取り試験の後で5分間解答用紙に記入する時間が与えられ、これらの時間も合わせて、試験の所要時間は135分程度です。
4級からの変化点
HSK5級は、4級と比較すると相当なレベルアップが見られます。こちらの表で見てみましょう。
HSK4級 | HSK5級 | ||||
語彙数 | 1,200語程度 | 2,500語程度 | |||
試験時間/問題数 | 聞き取り | 約25分 | 45問 | 約30分 | 45問 |
読解 | 40分 | 40問 | 45分 | 45問 | |
作文 | 25分 | 15問 | 40分 | 10問 | |
想定されるレベル | 幅広い範囲にわたる話題について、中国語でコミュニケーションを図ることができ、中国語を母国語とする者と流暢に話すことができる。 | 中国語の新聞や雑誌が読めるだけでなく、中国語の映画やテレビも鑑賞でき、更に、中国語でスピーチすることができる。 |
注目すべきは、語彙数があっさり2倍以上になっていることと、やはり作文のレベルアップですね。
- 聞き取り:時間が25分→30分となり、1問あたりのボリュームが1.2倍
- 読解:時間が40分→45分、問題数も40→45分、1問あたりの時間は変化なし
- 作文:問題数が15問→10問に減少し、時間は25分→40分(1.6倍)
内容については、試験対策の部分で解説します。
合格点
前述のとおり、HSK5級には合格点の設定がありません。
ただ、180点以上を取得すれば5級の能力があると判断されるとのことですので、目標点は180点以上を取得することになりますね。
「それって、180点が合格点ってことじゃないの?」と思われるかもしれません。ですが、これには旧HSK試験との関係があると考えます。
HSKは2010年に現行の試験制度に変更となりました。それ以前の試験(旧HSK)と現行試験(新HSK試験)のレベルを比較すると、以下のようになります。なお、新HSKには口頭試験もありますが、ここでは割愛します。
簡単に言えば、旧HSK試験を下の方に間延びさせた上で、今まで細かく分類していた級をまとめた感じになります。旧HSK試験では同じレベルでも点数によって級を分けていたため、新HSK試験の5級以上でも合格点を設けないことで、180点を取ればいいのではなくて、その中でも高得点を目指すべき、という方向性を示したのではないかと推察します。
ただ、2022年に予定される試験の変更では全6級から全9級に増やすようですので、現行の区分けでは足りない、という結論なのかもしれません。
ちなみにこの表では新HSK6級と旧HSK高等が同じレベルとして扱われていますが、私の感覚としては、どう考えても旧HSK高等の方がレベルが高いです。試験の内容が変わると常にそうした議論が起こりますが、客観的な評価も難しく、断定することはできないですが、試験問題を見る限りはそういった印象を受けました。
合格率
合格自体がないため、合格率ももちろんないのですが、ここでは180点以上の得点率を見てみたいと思います。
合格証には百分等級という欄があり、例えば177点取得していれば、下から数えて30%の部分にいる、という得点別の全体に対する割合です。
30%で177点、40%で190点ですから、180点は31%程度でしょうか。逆に言うと、受験者の約70%が180点以上ということですね。
私の感覚では、HSK5級はまあまあ難しい試験なのですが、すごいですね。
1次試験と2次試験が別れている中小企業診断士試験や、午前I・II、午後I・IIと4段階の試験をクリアしなければならない高度情報技術者試験、1~4級と段階的に難しくなっていく日商簿記検定など、それぞれ後の方に行けば行くほど受験者のレベルが高くなっていくので、合格率が同じでも難易度は格段に上昇します。
HSK5級も同じで、4級の合格者を対象にする試験なので合格率は下がっていくものだと思うのですが、4級とほぼ同じ合格率です・・・もちろん、HSKは相対評価ではなく絶対評価でしょうから、自分さえレベルをクリアすれば合格できるのですから、合格率を気にしても仕方がないのかもしれませんね。
HSK4級の記事でも書いていますが、合格率が高いとポジティブに受け止めておくことは重要ですので、信じることにデメリットはないと思います。
試験対策
私が受験した当時、HSK5級の攻略法を以下のように導きました。
- 過去問をどんどん解く!特に読解は過去問対策で問題なし
- 聞き取りは聞く量を増やす必要あり。過去問と、1つの教材を繰り返し聞くことがオススメ。
- 単語は出題範囲の2500語を学習しておきたい
- 作文はまともに勝負しようとすると、相当練習をしなければ困難。テクニックも駆使して得点可能性を高める
ここから先は、各項目について解説しながら、実際の学習方法をお伝えします。
実際の学習
過去問インプット学習で過去問を解きまくる。読解はこれでOK!
HSK5級でも4級と同様、過去問インプット学習理論を活用して、最初からどんどん過去問を解いていきましょう。そして、わからない単語など、どんどん覚えていきましょう。
学習当初は5級のレベルになど到底達していないかもしれませんが、実際に受験するのは過去問と同じレベルの試験ですから、学習初期から触れておくのは経験値を上げる意味でも大切です。
過去問は覚えてしまうと意味がないから最後にやる!という考えも完全に否定はできません。特に読解問題は1問1分で解く必要があり、一度でも見たことのある問題は極端に解答難易度が下がりますので、初見で問題を解くのも重要です。
しかしながら、試験直前になって本試験のレベルが思ったよりも高いことに気づいた場合は、目も当てられません。そのため、私としては最初から本試験レベルの問題を解くことが重要と考えます。
過去問を覚えてしまったらどうしよう、という不安に対しては過去問を解く量を増やしてはどうでしょう?と提案します。過去5回分で不安ならば10回分やりましょう。
過去、17の資格試験全てで一発合格してきている私の考えでは、資格試験での短期間合格を狙うためには、この過去問インプット学習は非常にオススメです。
過去問インプット学習については、詳しくはこちらの記事で説明していますので、よろしければご参照ください。
過去問としては、私はこちらの公式問題集を利用しました。
HSKはすべての級で言えるのですが、公式問題集が一番です。
こちらの公式問題集は公式の割には珍しく解説もしっかりとしていて、この1冊だけで試験対策として大きなインプットが可能です。
聞き取りは過去問だけではなく、別教材も検討する
HSK5級の聞き取りは、4級と比較するとレベルがかなり上がります。問題のボリュームももちろんですが、使用される単語のバリエーションも増加するため、4級のように1単語でも聞き取れればなんとかなる、というレベルではなくなります。
そうすると、対策としては地道ですが聞く量を増やすしかありません。とはいえ、あまりに手を広げても時間が足りなくなってしまいますので、私は1つの教材を繰り返し聞くことにしました。
それがこちらの教材です。
長文テキストと書いてあるとおり、ある程度文章が長くなる読解試験の対策本と考えてしまいがちですが、ヒアリング教材としても非常に優秀です。リンク先にある教材は、音声ファイルをダウンロード可能なものとなっています。その1つ前のバージョンではCDが付属していましたが、ダウンロードの方が便利ですので、こちらをご使用ください。
この本の素晴らしい点は、適度なレベルの100の長文例が掲載されており、リスニング教材としても、リーディング教材としても優秀ということです。聞き取り試験対策として、流し聞きするのもいいですし、文章を読みながらディクテーションするのもいいです。
私は過去問題集の聞き取り試験問題と、こちらの長文テキストの音声を通勤時間などで聞き続けることで、聞き取り試験対策のレベルを上げました。
単語学習は2500語の対策を網羅的におこなう
単語学習は先程の長文テキストがかなりの量を抑えてくれており、100の長文すべてをマスターすれば怖いことは無いのですが、単語学習としては効率が悪く、やはり何らかのツールを使って学習したいところです。
こちらの単語トレーニングブックはHSK4級から5級に上がることで増加する1300語の類義語・反義語・よく組み合わせる語などが覚えやすく配置されており、有用です。加えて、4級までの単語の復習用教材もついているため、5級までに必要な全単語を網羅的に学習することが可能です。
また、4級の学習でも説明しましたが、中国語検定HSK公認単語トレーニングのアプリもオススメです。5級で追加される単語の1300語の課金には730円かかります(2021年5月20日現在)が、その値段の価値は十分にあると考えます。
このアプリの素晴らしいところは、
- 中国語を「見て」⇒日本語の意味を考える
- 中国語を「聞いて」⇒中国語単語と日本語の意味を考える
- 日本語を「見て」⇒中国語単語を考える
- 中国語単語/例文を日本語訳と一緒に連続して聞き流す
という4パターンの学習に対応しており、ただ単語を読んで意味を答える以外に例文学習や聞き取り学習も可能で、私もよく使っていました。
作文はHSK5級最大の難関。5つの秘訣を活用する
最後に作文試験の対策です。作文試験は、全10問あって、第一部分8問と第二部分2問に分かれます。
問題の例としては、こちらのサイトで公開されているHSK5級サンプル問題を見てみます。
第一部分は、HSK4級にあったような並べ替え問題です。例としては以下のような問題ですね。文法の学習をHSK4級で出来ていれば、それほど苦戦することはないでしょう。第二部分で高得点を取るのは難しいですから、できれば全問正解を狙いたいところです。
第二部分は2問です。たった2問ですが、HSK5級合格を左右する重要な問題です。
- 第99問:提示された5単語を使用して、80字前後の短文を作成
- 第100問:1枚の写真を見て、内容を示す80字前後の短文を作成
問題自体は恐ろしく簡単なのですが、解答しようとすると難しいはずです。いろいろ調べた結果、私の中で作文試験の攻略法として5つの秘訣を考えました。それがこちらです。
- 短文でいいので、解答要件を満たす文章を書く
- 構文を使って、文章をつなぐ
- 時制や場所、状況などを追加して字数を稼ぐ
- できるだけ長い人名や固有名詞を使うことでさらに字数を稼ぐ
- わからない言葉が出ていてもとにかく使う
第一部分について、上記の例題で考えてみましょう。
短文でいいので、解答要件を満たす文章を書く
まずは5つの単語を活用して、文章を作ります。非常に簡単な文章で大丈夫です。
我和朋友一起吃海鲜晚餐。结账时,我发现他已经付款了。我非常感谢他。他干脆地说他获得临时奖金,没有问题。 (45文字)
こんなレベルの文章の羅列になると思います。字数も全然足りていませんね。ですが、そもそも与えられている5つの単語(「会計する」と「海鮮」と「感謝」と「臨時」と「はっきり」という単語)が1つの方向性を示しているように感じられますよね。
そのため、文章の構成はできつつあると思います。
構文を使って、文章をつなぐ
構文というのは、以下のようなものですね。文章をつなぐことで、少し字数稼ぎをすることが可能です。
- 虽然A,但是B:AであるがしかしBである
- 因为A,所以B:AであるからBである
- 不但A,而且B:AであるばかりではなくBでもある
- 如果A,(就)B:もしAならば、Bである
我和朋友一起吃海鲜晚餐。结账时,我发现他已经付款了。我非常感谢他。他干脆地说因为他获得临时奖金,所以没有问题。 (49文字)
無理に使おうとすると不自然な文章になってしまいますので、使えるところで使う、といった感覚で構いません。
時制や場所、状況などを追加して字数を稼ぐ
ここまでで50字ほどになっていれば、あとは字数を稼ぐだけです。
上星期日,我和朋友一起去餐厅吃海鲜晚餐。吃完后结账时,我发现他已经付款了。我非常感谢他。我问他为什么他支付,他干脆地说,因为他获得临时奖金,所以没有问题。我现在找工作,没有钱,我被他帮助了。(83文字)
少し強引な感じもしますが、基本的な骨子が決まっていれば、多少不自然でも追加していくのは問題ないと考えます。
できるだけ長い人名や固有名詞を使うことでさらに字数を稼ぐ
今回はここで80文字を超えたのでいいのですが、とっておきの秘策として、人名や固有名詞を覚えておいて、それを使うというのが字数稼ぎには有効です。
たとえば、人の名前や場所について、
- 北京大学の同級生ジュリアン・エリザベート→北京大学同学朱利安伊丽莎白
- 富士通のシステムエンジニアであるジョセフ・ベインズ→富士通工程师约瑟夫贝恩斯
- 浦安にある東京ディズニーランド→浦安市的东京迪士尼乐园
- 六本木ヒルズにあるイタリアンレストラン→六本木新城意式餐厅
といったように、修飾語と英語の(固有)名詞を使うと、かなりの字数を稼ぐことが可能です。必要なのは、出題される要件を満たすことですので、それ以外の部分は加点要素にはなっても、減点要素にはならないと考えます。
もちろん、かっこ悪いのは事実なので、こうした手段に頼らない方がいいのですが、いざというときに使えるように、いくつかの例を覚えておくと、少しは気が楽になりますね。
わからない言葉が出ていてもとにかく使う
第一部分についてですが、わからない言葉が出てきたとしても、必ず使用しましょう。一つの使用方法として、干脆という単語がわからない場合、
他问,这“干脆”词语有什么意思?
にように、「この単語どういう意味?」というように質問に入れてしまうというのもありですね。ただ、こうすると他の文章とのつながりが微妙になってしまうかもしれませんので、なんとなくでもいいので意味を考えて、間違えても構わないので、考えた意味で使ったほうが時間効率的いにはいいかもしれないと感じます。
試験結果とその後
私の受験した会場はとある大学でした。
試験を受ける段階での私の懸念は、やはり作文でした。最終的には字数のかさ増しのテクニックを使えば80字は超えられると思いましたが、第一部分で知らない単語が出た場合まずいので、緊張して試験開始を迎えました。
結果的に、単語学習の成果もあって出題された単語5つとも知っている単語だったため、事なきを得ました。HSK5級の対策として2500字の単語学習はボリュームも多く大変ですが、一度も見たことがないという状況は避けるようにしたほうがいいと思います。
結果として、8割近くの得点ができて合格できたので、試験対策が間違っていないことを実感しました。
まとめ
ここまでHSK5級について解説しました。最後にまとめておきます。
- 合格率は70%程度と信じよう(データの正誤はともかく)
- 基本は過去問対策を中心に単語など知らない知識をインプットしていく
- 聞き取りは過去問と長文テキストの音声を何度も聞いて、とにかく耳を慣らすことに専念する。ディクテーションも有効
- 作文は練習も大事だが、「短文をいくつか作る」「構文を使ってつなげるものはつなぐ」「時制や状況など付け足して80字を超えるように構成する」「字数が足りないときに使えるように人名や場所の例をいくつか作っておく」「例示された単語は必ず使う」の5つの秘訣を活用する
HSK5級はそれほど高いレベルではない、という評価もありますが、中国語を勉強し始めてそれほど経っていなければ十分難しい資格です。試験合格が留学の条件になっているようなケースもあるくらいです。
そのため、しっかりとした勉強が必要ですが、漫然とテキストを読むのではなく、過去問をうまく活用して学習を進めていきましょう。ただし、作文に関しては今回紹介した5つの秘訣も参考にしていただいて、字数をしっかりと稼いで解答を作成できるようにしましょう。
ここまでお読みくださいましてありがとうございました。